2011年10月10日
赤沢美林 3
駒鳥コース (2.7㎞ 70分)
駒鳥コースを歩きます
呑曇渕(どんどんぶち)からはいっていきます 最初コースが良くつかめておらず
かなり同じところを回ることになってしまいました
いたるところにこの様なウキ根が目立ちました

苔むしたシダ類も神秘的です

コース途中にはいたるところにこの様な看板が設けてあり
道路もよく整備されているので安心して散策出来ます

300メートルほど登ってきた所に少し開けた場所がありました
ここが御神木伐採跡地です

御神木
この切り株が御神木 つまり「御樋代木」の切り株です 「御樋代木」とは伊勢神宮
(内宮 皇大神宮 外宮 豊受大神宮)の神の宿る御神体を安置する特別な木です
から 欠点がなく真っ直ぐで太く立派な木であることが求められます
その昔は調査専門の人が山を歩いて三年掛かりで探し 万が一 木の中に空洞
でもある材質のよくない木を運んだりすると打ち首にされたとの話まで残っています
昭和60年6月3日にこの場所で 御杣始祭が古式ゆかしく執り行われ 斧だけを
使い木を切り倒す「三っ紐伐り」により 内宮と外宮の「御樋代木」をタスキ掛け状に
重なり合うように切り倒しました 切り株の表面を見れば 斧だけを使って木を切り
倒した様子を伺い知ることができます 立看板より
内宮(皇大神宮)の切り株

外宮(豊受大神宮)の切り株

落葉樹 朴の木の葉っぱが奇妙な模様になって落ちていました

浮き根
切り株や倒木の上に種が落ちて次世代のヒノキが目を出し
何百年もかけて成長する間に元の切り株や倒木が腐って
空洞となる

紅葉が始まっています 此処赤沢美林は今月いっぱいほどで
冬季閉鎖になるようです この紅葉の時期今が一番のシー
ズンなのでしょう

丸場橋のある 「ふれあいの道」に出ました少し下がってアスナロ橋から 線路を
渡り愖窪(さわらくぼ)に向けて登っていきます
途中に大きなさわら大樹があります
さわら
沢沿いに多くみられ 材質は柔らかく水湿に強い木です 木曽五木の中でも 最も
大きくなりますが 中心部にくされがはいっている事があります

愖窪(さわらくぼ)まできました此処は駒鳥コース 冷沢コース 上赤沢コースの
交差地点になります
私はヒノキ大樹を通り 呑曇渕(どんどんぶち)におります
ヒノキ大樹
かつて 神宮備林(伊勢神宮御造営用材を切りだすための森林)として管理
していた時代に 直径60センチ以上で形質優良な木曽ヒノキを「大樹」とし
台帳に載せ管理していました
木曽谷全体では18.000本が選ばれ 赤沢周辺では2690本が指定され
この大きな木はその中の1本です 立看板より

ひのき大樹から少し下って 呑曇渕(どんどんぶち)に出ました コース読み違いで
ふれあいの道をまたしても下ります いったん赤沢橋まで戻り次は上赤沢コース
を散策します
ショルダーバッグ
5時間ほど歩くので 今日はショルダーバックをリュックにして
歩きました 苦心してリュックに出来るように改造したバックを
背負って歩くと ショルダーの時の様に肩に食い込んでつらい
ということは全く無くなり ほとんど荷物の感覚がなく運べて
いました

赤沢美林散策 1
赤沢美林散策 2
赤沢美林散策 3
赤沢美林散策 4
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Posted by jichan at 08:00│Comments(0)
│歩け歩け
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