薄墨桜

jichan

2011年04月27日 07:00

天然記念物 根尾谷の薄墨桜
岐阜県本巣郡(旧本巣郡根尾村)薄墨公園

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薄墨桜                               2011年4月22日撮影                      




天然記念物 根尾谷の薄墨桜
私が訪れた時はだいぶ散りかけていました


薄墨桜

淡墨桜(うすずみざくら)とは岐阜県本巣市(旧・本巣郡根尾村)
の淡墨公園にある樹齢1500年以上のエドヒガンザクラの古木である

2011年4月22日撮影


淡墨桜は蕾のときは薄いピンク 満開に至っては白色、散りぎわには
特異の淡い墨色になり 淡墨桜の名はこの散りぎわの花びらの色に
ちなむ 樹高16.3m 幹囲目通り9.91m 枝張りは東西26.90m
南北20.20m 樹齢は1500余年と推定され継体天皇お手植えと
いう伝承がある 



近年では幹の老化が著しく 幹内部にできた空洞も広がりつつあるが
樹木医や地元の人々の手厚い看護によって守られている 作家の
宇野千代がその保護を訴えて 活動したこともよく知られる 苗木を分
けて 岐阜県や愛知県内あちこちに子孫が植えられている 







日本五大桜または日本三大巨桜の1つであり (1922年大正11年)
10月12日には国の天然記念物に指定された 毎年の開花の季節
には多くの観光客が訪れる 


今を去ること1500年前 都での迫害を逃れてこの地に潜まれた
男大迹王が 長じて29才の時都に迎えられて皇位を継承し継体
天皇と称せられたが この地を去るにあたり 形見として植えられ
たという 遺された一首の歌があるという  

 「身の代と遺す桜は薄住よ 千代にその名を栄盛へ止むる」 
  み の しろとのこすさくらはうすずみよ  ち よ にそ の な を さ か へ とどむ  る



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