琴浦町光の鏝絵

jichan

2013年04月16日 15:21

山陰の旅5
琴浦町光の鏝絵 
MITSU ”KOTE-E”

鳥取県東伯郡琴浦町光 (駐車場)
マップコード  578 014 314

東伯・中山道路 琴浦船上山インターから県道30号線を西へすぐ この駐車場が
目に入る

”光の鏝絵”
琴浦町の光地区には、"鏝絵"のある家が数多くあります。48戸の集落のうち
24棟に鏝絵が施されており、これだけ多いのは全国的にも珍しく 集落には
左官職人が作り上げた芸術品が数多くあり そして、鏝絵は縁起の良いもの
を題材にしているようです


琴浦町光                             2013年3月29日撮影

ぱらぱらとあいにくの天気でしたが 傘を片手に村落の散策をしてきました


山陰の旅5
琴浦町光の鏝絵 
MITSU ”KOTE-E”

鏝絵とは・・・
江戸末期から昭和初期に庶民の建築文化として全国的に流行していたといわれ
左官職人が漆喰壁に、鏝で福神や動物、植物などの浮き彫り模様を塗り、絵画的
装飾的に付けたものを言います。家紋や文字より華やかで蔵にもよく見られるの
で、「蔵飾り」とも呼ばれています






戦後の昭和30年頃からは「鶴・亀・鯉・松竹梅・巾着・打出の小槌・瑞雲・立浪
」などが取り付けられるようになりました













昭和初期頃までに建てられている蔵には、妻壁(側面の壁)に家紋とか文字が
付けられているぐらいがよい方で、荒壁で済ませている蔵もあります。戦後、
昭和三十年頃から建てられている蔵には、縁起を祝う意味で、「鶴・亀・鯉・
松竹梅・巾着・打出の小槌、瑞雲・立浪」などが、それぞれの家の好みによって
取り付けられており、この頃から荒壁で済ませてきた蔵にも鏝絵を付け始めて
います。



鶴と亀・・・「鶴は千年、亀は万年」といわれ、長寿の象徴としてよく描かれている
























 

家内安全・無病息災を願う鏝絵は、当時の左官職人の技術の高さがうかがえる

 







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